【記者会見】全戦没者追悼式朗読予定 平和の詩「今、平和は問いかける」
2023年06月14日 17:58
２０２３年度沖縄全戦没者追悼式において平和の詩「今、平和は問いかける」を朗読予定の本校生徒の平安名 秋（３年生）が当日の朗読に先立ち、記者の方々に作品の制作の経緯や作品に込めた想いについて語った。
記者会見という未だ経験したことのない舞台にもかかわらず、普段通り、落ち着いた様子で答えることができた。
Q. 作品の中で出てくる「おばぁ」から聞いた話や覚えているエピソードがあれば教えてください。
A. 戦争の悲惨さから「おばぁ」に「戦争」について聞いてもなかなか話してくれることはなかった。そんな中でも「戦争はダメだよ」ことは仕切りに口にしていた。中学校２年生のころ「おばぁ」と訪れた平和の礎で、「兄」の名前に手を触れ、涙するおばぁの姿から戦争の悲惨さを感じとった。私たちは「平和な社会」に住んでいる。昔、「おばぁ」が幼いころも平和な世界があった。それが一瞬にして消え去ってしまった。戦争を経験した世代の人々が減り、戦争は風化していると言われている。しかし、私は友達との会話の中で「平和」について話し、考えることがある。まだ高校生の私にできることは多くはない。しかし、「私たちにできることは、何か、そして「平和」とは何か。」について考え、「平和な世界」を継承していきたい。
（生徒自身の回答よりまとめ）
予定時間の３０分を超える記者会見ではあったものの、作品に込めた想いを伝えることができた。
６月２３日、「慰霊の日」
戦没者の方々を追悼し平和を祈念するため、「今、平和は問いかける」を朗読する。